chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
うつと酒と小説な日々ー時々ホラー映画ー https://blog.goo.ne.jp/tobiomasahiro

躁うつ病を患い、酒に逃げながらも本を読み、ホラー映画や散歩を楽しむ孤独なおじさんの日記です。

平成16年4月にうつ病を発症して12 年近く。 病気は躁うつ病に悪化しつつ、酒に逃げながらも日々小説を読み、書き、ホラー映画や散歩を楽しむ孤独なおじさん(とびお)です。

とびお
フォロー
住所
若葉区
出身
江戸川区
ブログ村参加

2011/08/18

とびおさんの人気ランキング

  • IN
  • OUT
  • PV
今日 04/28 04/27 04/26 04/25 04/24 04/23 全参加数
総合ランキング(IN) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 1,034,433サイト
INポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
OUTポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
本ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 14,707サイト
純文学 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 69サイト
映画ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 11,301サイト
ホラー・サスペンス映画 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 219サイト
政治ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 4,713サイト
国政・政局 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 114サイト
※ランキング順位が「圏外」と表示される時は?
今日 04/28 04/27 04/26 04/25 04/24 04/23 全参加数
総合ランキング(OUT) 52,554位 圏外 52,554位 52,714位 52,864位 52,317位 52,195位 1,034,433サイト
INポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
OUTポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
本ブログ 600位 圏外 600位 614位 618位 590位 595位 14,707サイト
純文学 圏外 圏外 5位 5位 5位 4位 4位 69サイト
映画ブログ 489位 圏外 489位 517位 515位 492位 484位 11,301サイト
ホラー・サスペンス映画 18位 圏外 18位 18位 18位 19位 18位 219サイト
政治ブログ 389位 圏外 389位 391位 399位 388位 381位 4,713サイト
国政・政局 3位 圏外 3位 3位 3位 3位 3位 114サイト
※ランキング順位が「圏外」と表示される時は?
今日 04/28 04/27 04/26 04/25 04/24 04/23 全参加数
総合ランキング(PV) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 1,034,433サイト
INポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
OUTポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
本ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 14,707サイト
純文学 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 69サイト
映画ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 11,301サイト
ホラー・サスペンス映画 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 219サイト
政治ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 4,713サイト
国政・政局 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 114サイト
※ランキング順位が「圏外」と表示される時は?
  • 湖の女たち

    湖の女たち

    昨夜は吉田修一の「湖の女たち」という小説を読みました。吉田修一といえば、芥川賞受賞作「パーク・ライフ」が非常に印象に残っていますが、なぜかその後この作者の小説を読むことはありませんでした。パーク・ライフ(文春文庫)吉田修一文藝春秋この小説、文庫本で400頁足らずですが、とにかく登場人物が多い。あまりにも多いので、相関図のような物を作ってしまいました。そうでないと混乱するからです。この小説では琵琶湖と戦前の満州国に作られた人造湖、平房湖を指しています。琵琶湖のほとりに建つ老人ホームでの事件とも事故ともつかない老人に死から物語は始まります。真相を追う刑事と施設で働く介護師との異常な性的関係、平房湖で起きた少年と少女の死、それらが複雑に絡み合って、ついには老人の死は731部隊の蛮行にまで繋がっていることが示唆さ...湖の女たち

  • ツツジ

    ツツジ

    今日は朝一番でスバルのディーラーに行きました。インプレッサの半年点検のためです。早いもので購入してから3年半が経ちます。先代インプレッサには7年乗りましたから、通算するともう10年もインプレッサに乗り続けています。ただし、走行距離が大きく異なります。前の車は約10万キロ乗り、スバルの営業からはアクティブなドライバーと言われました。しかるに今の車は3年半で27,000キロ。アクティブとは言い難い距離です。最大の原因はコロナ。車で遠出することが無くなり、ほとんど通勤にしか使わなくなりましたので。さらに追い打ちをかけたのが左目の悪化。そのせいで運転するのが怖くなってしまいました。現役のうちは車通勤なので仕方ありませんが、定年を迎えたら早々に免許を自主返納したいと考えています。スバルでの点検が終わって帰宅し、イカ...ツツジ

  • あなたのため

    あなたのため

    今日は小説を読みました。「毒母ですが、なにか」です。毒母ですが、なにか(新潮文庫)山口恵以子新潮社女子高生が毒母になり、娘を思い通りに育て上げようとする長い物語が紡がれます。毒母が70を超えて要介護3になっても、娘は子供の頃の記憶から逃れることが出来ず、絶縁状態を続けます。娘は幸せな結婚をし、毒母から逃れるわけですが、自らは妊娠しても堕胎し、母になることを拒絶します。自分が実母のような母親になって子供を支配しようとするのではないかと心配だからです。文章は少々雑ですが、内容の面白さから、一気に読みました。母と娘というのは難しいようです。実は同居人も、実母との関係性に苦しんだ一人です。言葉の暴力をシャワーのように浴びせ続け、わずか10歳にして自殺未遂を起こします。しかしそれは実母の怒りを倍加させるだけでした。...あなたのため

  • ある男

    ある男

    昨日は同居人が休日出勤であったため、一人の土曜日となりました。世間の中年男は奥さんがたまに留守をすると、一人を満喫できるので喜ぶと聞いたことがあります。私はそんなことはありません。深く同居人に依存していますので、もし同居人に先立たれでもしたら、孤独に耐えられないのではないかと考えただけで怖ろしくなります。で、気晴らしに小説を読みました。平野啓一郎の「ある男」です。映画化もされているようです。ある男(文春文庫)ある男(文春文庫)ノーブランド品ある男[DVD]通常版DVD平野啓一郎松竹林業に携わる夫が事故死して、残された妻子は嘆き悲しみます。しかし、奇妙なことが起こります。ほとんど絶縁状態だった夫の実兄が焼香にくるのですが、遺影を見て、これは弟ではないと断言します。では、夫は何者だったのか、知り合いの弁護士が...ある男

  • 花見

    花見

    今日は昨日とは打って変わって好天に恵まれました。そこで、酒と主に乾き物のつまみにおにぎり弁当を仕込んで千葉県立青葉の森公園に出かけました。多くの老若男女、善男全女がシートを広げて花見に高じていました。ここはなにしろ県立公園なので、的屋もおらず、広々してしかも静か。花見は騒々しいのも良いですが、年を取ると静かな花見が良くなるようです。花見

  • 花冷え

    花冷え

    今日は小雨がぱらつき気温が上がらない、しかし桜は満開の花冷えでした。こんな日に飲食を伴う花見は行うのは無理なので、千葉県立青葉の森公園で花を観ながら散策しました。明日、天気が良かったら酒肴を仕込んで花見を行いたいと思っています。桜だけではありません。花の公園なのです。花冷え

  • マチネの終わりに

    マチネの終わりに

    平野啓一郎の「マチネの終わりに」を読了しました。知りませんでしたが、映画化もされているようです。恋愛小説というくくりになるのでしょうが、それだけではありません。天才クラシックギター奏者である蒔野とジャーナリストの洋子の関係性を軸に物語は構築されています。そこには天才音楽家であるための恍惚と苦悩が語られ、ジャーナリスト故の世界の出来事に対する一種の憤りみたいなものが色濃く描かれます。恋愛小説と言っても、若い人のそれではなく、38歳の男と40歳の女、中年同士の恋愛です。ただし、二人とも独身なので不倫というわけではありません。もっとも、洋子はアメリカ人の男と婚約していますが。二人はたった3回会っただけで、互いに激しく魅かれあいます。しかし、蒔野を慕うマネージャーの女の偶然が招いた策略により、二人はボタンの掛け違...マチネの終わりに

  • 時計

    時計

    年度の終わりの土日。新年度に襲い来る怒涛の忙しさに恐怖して打ち震えています。千葉市の気温は24度まであがり、不安を少しでも軽減するため、お出かけしました。桜が開花したばかりで花見は無理だと分かり切っていましたが、千葉城桜祭りの様子を見に行きました。ほんのわずか、咲いていました。それでもたくさんの人が花が無いのに野外で宴会を繰り広げ、静寂を破っていました。的屋もたくさん出ていて、すっかり気分はお花見です。来週末はきっと満開でしょうから、酒肴取り揃えてお花見に出かけたいと思っています。帰りにそごう千葉店に寄りました。色々見ているうちに、木工細工の掛け時計を発見、置時計にもなります。今リビングに置いている置時計、私が25歳で独り暮らしを始めるときに使い始めた物で、もう30年も使ってしまいました。リフォームをした...時計

  • 依存症

    依存症

    大谷選手の専属通訳の水原氏が解雇されました。ギャンブル依存症で、使ってはいけない大金を使ってしまったようです。依存症というのは種類がたくさんあって、アルコール依存症、薬物依存症(合法薬も含む)、ギャンブル依存症、買い物依存症、セックス依存症、などなど。私は良くお酒を呑むし、抗精神病薬、抗不安薬を飲み続けているので、アルコール依存症や薬物依存症(ただし合法薬)になるリスクを常に持っています。いや、あるいはすでにどちらかもしくは両方の依存症になっているのかもしれません。抗精神病薬や抗不安薬を飲まないとまともに働けませんし、毎晩の晩酌はすっかり習慣になっています。自分は酒と薬で死ぬんだろうなと、ぼんやり思ったりします。3つ上の先輩で、肝臓がんで亡くなった人がいます。48歳でした。アルコール性肝炎から肝硬変になり...依存症

  • 鏡の中は日曜日

    鏡の中は日曜日

    先般読んで非常な感銘を受けた「ハサミ男」の作者、殊能将之の本格ミステリ「鏡の中は日曜日」を読みました。鏡の中は日曜日(講談社文庫)殊能将之講談社これを読んで、私は懐かしい気分になりました。小学校高学年の頃、学校の図書室にあったシャーロック・ホームズシリーズや、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティのミステリを熱心に読んでいたからです。その後私は本格ミステリに興味を失い、読むことがなくなりました。「ハサミ男」はどちらかというとホラー・サスペンスの趣があり、興味深く読んだので、同じ作者の小説を読んだわけです。ハサミ男(講談社文庫)殊能将之講談社ハサミ男[DVD]豊川悦司/麻生久美子東宝フランスの詩や本邦の短歌、考古学に知識が豊富なことがよく分かる、教養のある作家です。それだけに文章にも品があってしかも読みやす...鏡の中は日曜日

  • 本心

    本心

    かねて読み進めていた平野啓一郎の「本心」を昨夜読了しました。平野啓一郎と言えば、大学在学中に「日蝕」でデビューし、同作で当時史上最年少で芥川賞を受賞しました。日蝕・一月物語(新潮文庫)平野啓一郎新潮社その流麗でやや難解な文章から三島由紀夫の再来とまで言われました。私もその作品を読んで、とんでもないやつが出てきたと思った記憶があります。しばらく平野作品を読まないでいたのですが、数年前「ドーン」という作品を読んで、違和感を覚えました。擬古典的で美的な作品が、近未来SFみたいになっていたからです。作家の興味関心は大きく変わり、人類はどこへ行くのか、ということをテーマにしているように思いました。ドーン(講談社文庫)平野啓一郎講談社で、今回読んだ「本心」。これも近未来を描いた作品です。最愛の母を事故で喪った29歳の...本心

  • 消えない月

    消えない月

    昨日、人事異動の内示がありました。私は動きませんでしたが、私が信頼する部下が異動することになり、ショックを受けています。東大卒で記憶力が良く、気が利く人でした。そろそろ30歳になろうかという女性です。後任はなんと54歳で、職場でも有名なヒステリックなおばさんです。ヒステリックなだけではなく、仕事が杜撰でミスが多い人です。私と同期で、大ベテランですが、就職したばかりの頃とあまり変わっていません。年度末はただでさえ憂鬱なのに、優秀な部下が去り、ミスだらけのおばさんが来ると言うことで、立ち直れません。午前中は憂鬱を吹き飛ばそうと近所をひたすら歩き回りました。少しは気が晴れたかというとそうでもなくて、来年度一緒に働いてみなければ何とも言えません。午後は気楽に読めるミステリを読みました。「消えない月」という本を読み...消えない月

  • 憂愁

    憂愁

    年度末のこの時季、毎年そうですが、意味不明な焦燥感に駆られ、気持ちが落ち込みます。まして今度の4月に頼りにしていた直属の上司が異動するとあって、例年に無く憂愁濃い日々を送っています。若い頃は50代にもなると全て達観して仕事関連で落ち込むことなど無くなるのだと思っていました。しかしそれは当然ながら大嘘でした。人間100歳まで元気で生きたとしても、その時々の問題を抱えて落ち込んだりするのだろうと思います。まして双極性障害を抱えた私ならなおさらです。昨日の日曜日は少しでも気を晴らそうと、千葉公園のあたりを2時間も歩き回りました。しかし肉体的疲労が精神を鈍麻させ、鈍麻するがゆえに頭がぼうっとして落ち込みが少々緩和されるだけで、それは酒に酔ってひと時落ち込みを忘れるのと変わりありません。要するに年度末に集中する仕事...憂愁

  • 荻窪メリーゴーランド

    荻窪メリーゴーランド

    昨夜は歌集「荻窪メリーゴーランド」を読みました。荻窪メリーゴーランド木下龍也太田出版35年くらい前になるでしょうか、俵万智が「サラダ記念日」という口語の歌集を出して論争が巻き起こりました。新しい短歌だ、とか、なぜ自由詩で書かず、三十一文字に載せるのか、だとか。当時大学生で国文学を学んでいたのですが、高名な歌人でもある岡野弘彦先生という方から源氏物語を勉強していました。岡野先生、古い歌人の代表として俵万智と比較されて激怒していました。サラダ記念日(河出文庫227ABUNGEICollection)俵万智河出書房新社懐かしい思い出です。そんな論争が嘘のように、今では口語短歌なんて当たり前の物になっているようです。「荻窪メリーゴーランド」は男女の歌人が歌を詠みあう相聞歌のような体裁を取っています。男の歌人が木下...荻窪メリーゴーランド

  • 死の時間

    死の時間

    昨夜は江藤淳による愛妻を看取った手記「妻と私」と自分史的な「幼年時代」それに福田和也、吉本隆明、石原慎太郎、3氏による江藤淳への追悼文が所収された文庫本を読みました。200ページ足らずということですぐに読み終わりました。妻と私・幼年時代(文春学藝ライブラリー)江藤淳文藝春秋江藤淳という高名な文芸評論家の名前くらいは知っていましたが、敬して遠ざけ、ついぞ読んだことがありませんでした。文芸評論を読むくらいなら、文芸作品を読んだほうが良いと思っていたからです。このたびその著作を読むことになったのは、書店で見つけてなんとなく、というのが実態です。「妻と私」は末期がんに侵された妻を看病し、看取り、さらには妻亡き後著者自らが大病して闘病する様子を描いたものです。その筆には鬼が宿ったがごとき迫力があって、読む者を圧倒し...死の時間

  • ハサミ男

    ハサミ男

    三日ほどかけて、ミステリの傑作と呼ばれる「ハサミ男」を昨夜読み終わりました。以前、もう15年ほど前に映画版を観たことがあるのですが、その時の印象はまぁまぁ面白かったかな、という程度のものでした。改めて原作を読んでみて、物語の重層性やミステリでありながら高い文学性を持った文章に深い感銘を受けました。タイトルは陳腐と言ってもよいくらいですが、中身はまったく違います。先日本屋を訪れた際、帯に、「古典にして大傑作!えっまだ読んだことが無い!?」という煽情的な言葉が並び、つい、買ってしまいました。結果、大当たりだったというわけです。ハサミ男(講談社文庫)殊能将之講談社ハサミ男[DVD]豊川悦司/麻生久美子東宝女子高生を絞殺し、その後喉にハサミを突き立てる、という殺人が2件発生。警察の捜査も虚しく3人目の犠牲者が出て...ハサミ男

  • 13回忌

    13回忌

    昨日は実家の寺で亡父の13回忌。首都圏に住む親族のみで執り行われました。父が亡くなってから12年経ちます。雪がぱらつく寒い日、浅草寺病院にお見舞に行って、その翌日の未明、帰らぬ人となりました。最後のお見舞いから葬儀、私が激やせしたことなど、父の死をめぐる日々のことは鮮明に覚えています。私にとっては世界の終わりが来たような、衝撃的な出来事でした。でも変ですね。40を過ぎたおっさんが父親の死をそこまで嘆くなんて。順番だから仕方の無いことなのに。昨日の法事で久しぶりに顔をあわせた叔父や叔母は当たり前ですが衰えていました。足が弱くなった者、人工透析になった者、様々です。私が54歳ですから、みなさん後期高齢者です。頼るべき子供がいない私たち夫婦の老後がどうなるのか、不安を感じました。そのなかで一人元気そのものだった...13回忌

  • 予言の島

    予言の島

    昨夜はホラー・サスペンスを読みました。「予言の島」です。予言の島(角川ホラー文庫)澤村伊智KADOKAWA1970年代にオカルト・ブームというのがありました。小学生だった私はモロにその影響を受けています「オーメン」シリーズや「エクソシスト」等のホラー映画、ノストラダムスの大予言、それに横溝映画シリーズの大ヒット等がその一端です。昨夜読んだ「予言の島」、横溝作品とよく似ています。作者は横溝ファンを公言しているらしいですから、当然かもしれません。思わせぶりでやや冗漫な前半。謎が深まり、引き寄せられてく後半。そして畳みかけるようなスピード感でグイグイ読ませるラスト。まるで教科書のようなホラー・サスペンスです。堪能しましたが、今後この作者の作品は名画「来る」の原作、「ぼぎわんが、来る」だけ読めばいいかなと思います...予言の島

  • 花

    晴れ時々曇りの土曜日。風は冷たいながらプチ漂泊の思いに駆られ、千葉市内にある青葉の森公園に出かけました。わが家から車で20分ほどです。まずは千葉県の県花、菜の花がお出迎え。そして河津桜。さらには梅。各種の花を堪能しました。その後千葉市の中心地に移動。ボンゴレとサラダと珈琲の昼食をしたため、大きな本屋に行きました。このところ本を買うというとほとんどアマゾンだったのですが、本との新しい偶然の出会いをしたいと思ったら本屋に行くしかありません。本屋を1時間も周遊し、ホラー・サスペンスを1冊、江藤淳の絶筆となったエッセイ集を1冊、現代短歌の歌集を1冊購入しました。本屋を歩くのは結構疲れます。特に新刊書店は疲れます。あらゆる本が「読んで」、「買って」と騒々しく売り込みをしているように感じられるからです。古本屋だと本た...花

  • 化物園

    化物園

    昨夜は恒川光太郎の連作短編集「化物園」を読みました。7つの短編が収められています。一つ一つの作品は独立した物語ですが、同じ化物が登場することによって、連作と見做すことができます。同じ化物とは言っても、猫だったり蛇だったり、果ては顔が無く、数センチ浮いているものだったり、見た目は様々ですが、それらは同じ物です。この短編集の圧巻は、最後に掲載されている「音楽の子供たち」の迫力でしょうね。化物園恒川光太郎中央公論新社「音楽の子供たち」によって、それまでは明かされなかった化物に関することが分かります。化物は人間が誕生するはるか以前から存在する物であって、その姿は変幻自在であり、かつては人間を喰らうこともあったことが示唆されます。その後異形の化物は人間世界の片隅で息をひそめ、長く、人間との関係を保ってきました。人間...化物園

ブログリーダー」を活用して、とびおさんをフォローしませんか?

ハンドル名
とびおさん
ブログタイトル
うつと酒と小説な日々ー時々ホラー映画ー
フォロー
うつと酒と小説な日々ー時々ホラー映画ー

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用