実を啄む(クリスマス企画/パラレル・グループミックス/EXO・NCT127)
この時間まで残るのはやはりきついなと考えながら正面玄関から足を踏み出すと、職員用玄関の方で静かに動くふたつの影が目の隅をかすめた。スニーカーが砂利の上で夜に対し張り切って音を立てようとするのをマークはそっとやめさせた。シルエットを描くふたりが誰であるか、直感的に思い当たったためだった。 学校から公道に出るまでの広く暗い砂利道の端を影は寄り添って歩いていく。両側に建てられた灯りは数が少なく、彼らを...
2019/12/24 19:43