「立ち呑み処」は独り立ちを学ぶ場だって
地方の鉄道や廃線の周りにはなにか郷愁を感じさせるものがある。鉄道をテーマにいろんなテレビ番組があって、例えば「飲み鉄」、駅の周辺にある飲み処や人がほとんど乗っていない地方の単線の車内で酒を楽しむなどは昭和の匂いを感じさせる。「撮り鉄」ではカメラ片手に地方の風景を紹介してくれる。昨日は偶然つけたテレビで市川沙耶さんの「麺鉄」なる鉄道の捉え方があることを知った。駅構内やホームにある”立ち食い蕎麦やうどん”に焦点が当てられている。駅にある立ち食いの麺処は僕にとってはなぜか人とは違う意味で特別な存在なのだ。僕は二十歳で留学の道を選ぶのだが、お陰で日本の文化と言えるものを経験し損なっているものが少なからずある。例えば僕が若い頃には大学生が皆楽しんでいた麻雀、ぼくはパイを持ったことがない。また今日の話の”立ち食い”の...「立ち呑み処」は独り立ちを学ぶ場だって
2024/05/21 16:14