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短歌~1005
いつかしら気付けば秋のその姿忍び寄るのか独りの夜に
2019/03/12 07:02
短歌~1004
絡み付く心地悪さのこの空気湿度と言う名の衣を纏い
2019/03/11 05:34
短歌~1003
人の世に常に拘る煩わしさ避けて通れぬ柵と知り
2019/03/10 15:48
短歌~1002
思い出は心の底に沈みつも忘れられない強みの在りて
2019/03/10 12:22
短歌~1001
折れ曲がる心の角度の不安定いっその事なら折れる事望み
2019/03/10 00:29
短歌~1000
昨日事全てを思い出せぬほど呑めば連なるもどかしさに消え
2019/03/09 14:19
短歌~999
目覚めれば今がいつかもわからずに事様々に巡る頭に
2019/03/09 13:12
短歌~998
梅雨の朝そぼ降る雨の冷たさに吹き行く風が追い打ちをかけ
2019/03/08 11:24
短歌~997
慎ましく生きる事さえ難しき命の在り方今見直して
2019/03/08 09:05
短歌~996
人々に届かないのか我が思いこの心根が如何に蔓延れ
2019/03/07 21:47
短歌~995
遅過ぎる季節の足音聞き逃し衣替えさえ手つかずのまま
2019/03/07 14:37
短歌~994
躊躇する気だるき午後の浮き沈み見透かされるよな諭されるよな
2019/03/07 11:42
短歌~993
後先も考えなくて振る舞えば体軽くも心重くて
2019/03/07 09:46
短歌~992
僕はただ人が言うほど生真面目に振る舞う事に疲れ始めて
2019/03/06 22:34
短歌~991
時刻む時計の時間先を行き思い出辿る我を置き去り
2019/03/06 16:20
短歌~990
怪しげな思い語りてもどかしくせめて己に頷く事さえ
2019/03/06 10:05
短歌~989
この思い伝わらずとも僕はただ自分の言葉素直に綴り
2019/03/06 06:51
短歌~988
水銀灯一つで照らす公園の夜の横顔子供ら知らず
2019/03/05 14:43
短歌~987
夜明け前町の静寂打ち破る競う朝告げ烏に雀
2019/03/05 08:53
短歌~986
返り討ち思いの丈を語ろうと身構えたとて君にかわされ
2019/03/05 06:08
短歌~985
僕だけが朽ち果てるよな生き様にへこたれたとして誰のせいでなく
2019/03/04 22:37
短歌~984
君僕の言い訳なんか聞きもせず今見ゆ事こそ全てと戒め
2019/03/04 11:54
短歌~983
新幹線いつしか時代の申し子と言われるように姿を変えて
2019/03/04 08:18
短歌~982
果てしなき夢乗せ遥か運ぶよなおもちゃの電車浪漫漂い
2019/03/04 01:49
短歌~981
雨行けば弾ける滴激しけり裾ならまだしも心まで濡らし
2019/03/03 16:11
短歌~980
酔いどれし君の囁く甘き声耳そばだてればなお酔いしれて
2019/03/03 10:39
短歌~979
真夜中に綴る言葉に意味のなくやがて夜も明けぼろ曝け出し
2019/03/02 17:20
短歌~978
サボテンに生きる術など見透かせどその健気さに脱帽するだけ
2019/03/02 01:11
短歌~977
スナフキンひと際目立つ存在感ムーミン谷で異彩を放ち
2019/03/01 12:01
短歌~976
生きてきた時代を映す鏡から少しはみ出し見逃す姿に
2019/03/01 10:20
短歌~975
父の日の黄色き薔薇の存在感模造品でも心に残り
2019/02/28 09:53
短歌~974
どの時代生きたからとてその価値が変わるわけではある筈もなく
2019/02/27 11:07
短歌~973
白黒の画面が織りなすその映像歴史の在り方白黒つかず
2019/02/26 15:46
短歌~972
憧れし都会と地方のそのギャップ埋め尽くすには技量足らずに
2019/02/26 07:53
短歌~971
五七五規則正しく並ぶ文字そこに現すドラマ巧みで
2019/02/26 06:51
短歌~970
懐かしきその音楽の調べには時代過ごした情緒漂い
2019/02/26 05:29
短歌~969
気に入りの傘などさして佇めば雨も風情と感ずる間合いに
2019/02/25 11:20
短歌~968
夜もすがらそぼ降る雨に向き合えば心まで濡れ儚さに消え
2019/02/24 15:13
短歌~967
真実と嘘が瞬時に入れ替わり演じるレスラーペテン巧みに
2019/02/24 13:54
短歌~966
空間に漂う呼吸の吹き溜まり見え隠れする切なき思い
2019/02/24 10:39
短歌~965
沈黙の壁を破ればその先に潜む言葉か儚き文字か
2019/02/24 09:49
短歌~964
遥かなる星の煌き恨めしくこの手伸ばせどただ傷付いて
2019/02/23 07:22
短歌~963
愛しむその感情のか細さに揺れる心はマクロに映り
2019/02/22 17:18
短歌~962
読みかけの本のページを閉じるよに二人の歴史胸に留めて
2019/02/22 08:41
短歌~961
真夜中に意味無き歌など綴れども時間の神に疾うに見放され
2019/02/22 07:24
短歌~960
この言葉悲しい余韻は見事とて嬉しさの意味表す術なく
2019/02/22 04:07
短歌~959
道行きの名も知らぬ人の横顔に漂う憂い心震わせ
2019/02/21 17:04
短歌~958
定めしは雲の流れるその先に我が身の置き場あれば良しとし
2019/02/20 16:30
短歌~957
落ち着かぬ季節の神の悪戯に流るる風も定め見捨てて
2019/02/20 12:08
短歌~956
桜舞う広場に集う人の群れ儚さかわし宴たけなわ
2019/02/20 10:38
短歌~955
意味のなきただ後味の悪き夢眠り奪いて苛立ち残し
2019/02/20 06:52
短歌~954
無意味なる会話押し付け返事待つ姑息な手段今更辛く
2019/02/19 14:05
短歌~953
貫いた大義名分色褪せてただ嘘くさい言葉に成り果て
2019/02/19 09:53
短歌~952
いつか見た夢の続きの果てしなさ掴みきれないもどかしさに消え
2019/02/19 08:18
短歌~951
定まらぬ思いのはるか先をゆく揺らぐ心に落ち着き望めず
2019/02/18 05:53
短歌~950
差し込めば西日といえど貴重なりその陽心に届けば尚更
2019/02/17 14:37
短歌~949
体裁を繕うために詠むでなく思いのままに言葉連ねて
2019/02/17 12:54
短歌~948
曖昧な季節の変わり目意地悪く様々な思い人にもたらし
2019/02/17 07:25
短歌~947
春招く暖かき日差し降り注ぎ心にゆとり呼び起こす日に
2019/02/16 14:19
短歌~946
一足す一 二にするのなんか当たり前三にも四にもするのが技量
2019/02/16 09:04
短歌~945
人の常交わす言葉の裏側に噛み合わないよな思いを隠し
2019/02/15 22:29
短歌~944
いつ起きていつ寝るかなど気に留めず今この時の思い大事に
2019/02/15 15:15
短歌~943
蜃気楼見えぬ未来に霞む夢押し付けられる過去の烙印
2019/02/15 09:29
短歌~942
そのつぼみ長き眠りをすり抜けて華やぐ季節纏う思いに
2019/02/14 23:08
短歌~941
元気さの際立つ人の集まりは絡む人にも勇気を与え
2019/02/14 18:42
短歌~940
思うほど技量なくして行き詰り次なる言葉探し彷徨い
2019/02/14 17:21
短歌~939
君のため語りし言葉色褪せて黄ばんだノートの片隅に消え
2019/02/14 06:42
短歌~938
何日を無言で過ごせばこの言葉忘れるのかを試してみたく
2019/02/13 17:04
短歌~937
一は一十は十だとわきまえど間の数字見極められず
2019/02/13 16:09
短歌~936
この気持ち噛み合わなければ意味のなく苛立つだけの捨て駒と化し
2019/02/12 17:35
短歌~935
耳鳴りは孤独の形の最終形空気の流れもざわめきに聞こえ
2019/02/12 10:45
短歌~934
見極めの出来ない距離感疎ましく進めばかわされ戻ればすかされ
2019/02/12 07:29
短歌~933
始まりの間違い今となりにしは歪み大きく揺らぐ日々にて
2019/02/12 06:33
短歌~932
価値観の乏しき僕の生き方に今更何の意義など押し付け
2019/02/12 04:47
短歌~931
父と母共に過ごしたその分の蟠りだけを掲げて暮らし
2019/02/11 12:07
短歌~930
この海を支配するよなクジラ達素性辿ればカバに近くて
2019/02/11 08:26
短歌~929
空を飛ぶ鳥が滅んだ恐竜の子孫と思えば浪漫に溢れ
2019/02/10 23:20
短歌~928
それぞれの進化の過程違えども極めた姿今に現し
2019/02/10 17:50
短歌~927
動物を上から目線だけでなく素直に見ればその意義深く
2019/02/10 15:07
短歌~926
指折りて数えし日々のもどかしさそれさえ失くし願い叶わず
2019/02/10 07:08
短歌~925
悲しみを彩る絵の具尽き果てていつの間にやら誤魔化す色に
2019/02/10 06:22
短歌~924
猿真似の歌人は意味のなき歌をもったいつけて詠む振りをし
2019/02/10 05:09
短歌~923
文字頼り思い綴りてすがれども迷い惑わせ停めて已む無し
2019/02/09 15:45
短歌~922
愛しむ思いこの身にあるうちは路傍の花も可憐と感じて
2019/02/08 14:46
短歌~921
微妙なるこのニュアンスの違いさえ表す事に思い傾け
2019/02/08 11:44
短歌~920
切り札と言えるような技もなくただ繰り返しても己示せず
2019/02/08 09:12
短歌~919
踏み出した一歩の歩幅小さくも前に進める感触確かで
2019/02/08 03:51
短歌~918
律儀にも小さき事から始めしも時間惜しめば元の木阿弥
2019/02/07 13:38
短歌~917
正攻法膝を正して身構えど応用利かず喰らう肩すかし
2019/02/07 09:05
短歌~916
冬と春その境目のせめぎ合い引くも攻めるもなお紙一重
2019/02/07 07:26
短歌~915
人のため歌詠めるほど技量なくただ我のため綴る虚しさ
2019/02/06 23:57
短歌~914
無駄は無駄力及ばぬ腕試し打ちひしがれし結果目に見え
2019/02/06 22:15
短歌~913
かろうじて踏み止まりしこの時に見放されては未来遠ざけ
2019/02/06 17:19
短歌~912
生態系乱れて自然うろたえば人の手による責任際立ち
2019/02/06 16:30
短歌~911
春霞情緒漂うその裏で行く手遮り歩み鈍らせ
2019/02/05 05:22
短歌~910
いつかしら疑い持った生き様は消化するにも少し辛くて
2019/02/04 23:13
短歌~909
ため息に身を沈めたる一時に今の自分を全て表し
2019/02/04 16:37
短歌~908
遅過ぎる時間の経過苛立ちて早過ぎたなら取り残されて
2019/02/04 07:49
短歌~907
いつしかの言葉さまよい意味のなく届ける力なくて儚く
2019/02/03 06:44
短歌~906
孫の声我ら二人を上回り小さな体で存在際立ち
2019/02/03 05:45
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