お花見弁当を詩に! 重箱の中の春
文学学校の詩とエッセイのクラスの方々とお花見をいたしました。私がお弁当を作らせていただきました。中森さんがそれを詩にしてくださいました。重箱の中の春なかもりあつこふたを開けるとそこは花畑白い酢飯の上に咲く錦糸卵は菜の花の色ピンクのデンブは満開の桜の色木の芽のミドリあざやかに春の彩りを引き締める料理上手なHさんが手によりをかけて作ってくれたお弁当キューブ型の押し寿司に分厚いローストビーフ甘いタレの絡められた鳥の照り焼きマトウダイのムニエル初めて食べた珍しい食感菊芋の塩こぶとゴマ和え鯛めしはふっくらとエビはブロッコリーとカリフラワーに和えられプリーツレタスで仕切られた重箱のなかデザートはイチゴとブドウとりんごのゼリー寄せ淑女が五人で平らげた空っぽのお重箱閉じられた蓋の中から川のせせらぎが聞こえないかい飛び石を...お花見弁当を詩に!重箱の中の春
2023/04/14 08:22