デ・キリコ展
「デ・キリコ展」@東京都美術館国内では10年ぶりとなるジョルジョ・デ・キリコ展を見てきた。彫刻や舞台衣装などを含めて110点を展示している。会場のエントランス付近がとってもきりこきりこしているアーチ状の柱廊を模してあって、あぁこれから形而上になるんだぁと気分がアガる。《バラ色の塔のあるイタリア広場》キリコは自分の作品に「形而上絵画」と名付けた。何を言ってるんだこの人は!?と言いたくなるが、時間、空間、遠近法などいろんなモノがエグいことになっている絵画のことらしい。知らんけど。そんな形而上絵画は後にダリやマグリットなどのシュルレアリストにも多大に影響を与えたようだ。特徴的イメージのひとつにマヌカン(マネキン)がある。これも年代によって描き方が変化しているが、私のお気に入りは《ヘクトルとアンドロマケ》。目も鼻...デ・キリコ展
2024/05/16 20:01